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2012年03月26日

今月のテーマは「障害を知り、共に生きる」でお送りしています。

今週のゲストはエフピコ愛パック株式会社 社長藤井良朗(ふじい・よしろう)さんです。

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エフピコ愛パックという会社は、
福山市にある食品トレーや透明パックの製造で有名な「エフピコ」の子会社です。
全国に14事業所を展開しており、
主に折箱型容器の組み立てや、リサイクル回収容器の選別などを行っています。

今回取り上げたのは、従業員として障害のある人を多数採用しているからです。
エフピコ愛パックだけでも238人の障害のある従業員がおり、
エフピコグループ全体ではその数は6百数十人になるそうです。

エフピコグループの特徴は、雇用されている障害者の方が
「周辺業務ではなく、本業に関わっている」点です。
障害のある無しに関係なく、同じ正社員として同じ責任を負う形で
仕事に励んでいらっしゃいます。

それが障害のある従業員にとって「張り合い」「頑張り」につながっているようです。

実際には障害の中でも知的な障害を持つ従業員が多く、
重度の方が8割以上なのだそうです。
したがって、会社側としても操作する機械の工夫など
ハード面、そして各職場では支援スタッフを規定の数以上に配置するなど
独自の取り組みも積極的に行っているそうです。

障害がある従業員ない従業員垣根ないコミュニケーションにも
力を入れており、年に2回の家族を交えた親睦会、社員旅行、
スポーツなどで交流を図っているそうです。

藤井さんが強調されたのは
障害者であっても「できる力を伸ばすこと」ができれば企業の力として
貢献できるという点です。
つまり「できないこと」ではなくて「できること」に着目しているわけです。

そして、地域に根ざした企業として、障害のある人の働く場を提供して、
そのことで地域産業の活性化につながればとおっしゃっていました。

「こころのバリアフリー」一年間にわたって放送してまいりましたが、
今回が最終回となりました。

われわれの身近なところにある人権問題、
そして私たちの心の中にある人権問題を生みかねない
差別感情や思い込み。
まずはそれらを自分に関係のあることとして
知ること。考えること。

それがまさに「心の中の段差や可部のような障害を取り除く」
ことにつながるのではないでしょうか?

みんなが住み良い社会を作るため
一緒に力を合わせましょう!

 ↑ こちらをクリックすると聴くことができます。
または、右にあるRSSをituneにドラッグ&ドロップするとipodなどでお聴き頂けます。

2012年03月19日

今月のテーマは「障害を知り、共に生きる」でお送りします。

ゲストは、安芸高田市の社会福祉法人ひとは福祉会
理事長 寺尾文尚(てらお・ぶんしょう)さんです。

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ひとは福祉会では障害者支援施設いわゆる生活施設、
児童デイサ−ビス、ケアホームなどを運営されています。

ひとは福祉会では、
「誰でもがともに暮らせる文化の発信基地」を目指しているそうです。
知的な障害を持つ人と、地域の人との関係を重視しています。
それは寺尾さんの長年の福祉の世界にいての信念
「福祉と地域づくりは一体である」という考えに基づいています。

どちらかが前から引っ張るのでも
後ろから押すのでもない、「側に寄り添う関係」を作ることで、
障害のある人が地域の中にいて当たり前だという地域づくりを目指してきたそうです。

安芸高田市では、地域の運動会などでも、
地域の方と障害を持った方が、気軽に声を掛け合う関係が
できてきているといいます。

寺尾さんは広島県が去年10月から始めた
「あいサポート運動」に賛同して、注目しているといいます。

この運動は方に力を入れて「障害のある人と付き合おう」という運動ではなく、
「日常生活の中で、さりげなく困っていることをお互いに支えあおう」という運動です。

寺尾さんいわく「お互い様活動」「助け合い活動」です。
地域の一人一人が支援を必要としているひとを「ちょっと手助けする」
そんな地域が「誰もが暮らしやすい地域社会」なのではないでしょうか?

「あいサポート運動」については広島県のホームページもご覧ください。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/62/aisapo-toundou.html

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2012年02月26日

今月は「同和問題」をテーマにお送りしています。

前回に引き続き
広島県人権男女共同参画課の
角正明(かど・まさあき)さんにお話を伺います。

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前回、同和問題の出身地による差別が
もっとも出やすいのが結婚の時だという話がありました。

国の調査でも、
「同和問題に関してどんな問題が起きているか」という質問に対して
最も多い回答が「結婚問題で周囲が反対すること」という結果が出ています。

あなたが愛した人の出身地がどこどこだから、という理由で
周囲から結婚を反対されたらどう感じるでしょうか?

結婚は結婚する二人の意思で決めるもので、
憲法でもその権利と自由は保障されています。
人は親や生まれる場所を選べません。
どこに住むかもその人の自由です。

都道府県単位や市町村単位であれば、
互いの優劣が無いことは理解できるのに、
もっと小さな単位となると、差別意識が出てくる。
残念ながら、広島県内でも、
同和問題に関する嫌がらせや、
身元調査のため戸籍を不正に取得するなどの
事件が毎年発生しています。

また最近ではインターネット上の掲示板に、
同和地区といわれる場所の所在地が
アップされるなどのケースもあるそうです。

このように、
同和問題は過去の問題ではなく、
今なお存在する問題であることが分かります。

「そっとしておけば無くなる」といった意見がありますが、
きちんと問題を理解しておかないと、
うっかりこうした差別に同調してしまいかねません。

同和問題とは、今はない昔の身分差別や
特定の土地に対しての忌み嫌う意識が原因ではありますが、
思い込みや偏見を持たずに良く考えてみると
まったく根拠も理由も無いことが分かりますよね。

これまで見てきたほかの人権問題にもいえますが、

人は、きちんと正しい事実を知っていないと、
他から見聞きした、いわれない差別について
正しい判断ができません。

そして
人は自分と違う存在を嫌ったり、排除しようとする傾向があります。
それが人権侵害につながるということをしっかり覚えておきましょう。

自分の周囲を見たら分かるように、
この世の中に同じ人は一人もいません。
十人十色です。
一人ひとりはかけがえがない大切な存在です。
だからこそ
お互いが関心も持ち合い、
その違いを認め合って、誰もが生き生きと生きていける
包容力のある社会を作っていく必要があるのです。

これは
コーナーのタイトル「こころのバリアフリー」に込められた思いでもあります。


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2012年02月16日

今月のテーマは「同和問題」です。

皆さんは「同和問題」をご存知でしょうか?

国の調査では5人に1人が「同和問題を知らない」
と答えているそうです。

では「同和問題」は知らなくて良いことなのでしょうか?
なぜ「知っておかなければならない」のでしょうか?

広島県人権男女共同参画課の角正明(かど・まさあき)さんに
お話を伺いました。

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同和問題とは、
日本固有の人権問題で、
大きく分けて
/畔的差別⊇仗斑呂砲茲觝絞
という二つの特徴があります。

,凌畔的差別は、既に日本で身分制度は無くなり、
憲法でも国民の平等が保障されているにもかかわらず、
実際に、今もこうした差別が残っています。

△僚仗斑呂砲茲觝絞未蓮
皆さんも見聞きされたことがあるかもしれません。
明確な定義も無いのに、
いわゆる同和地区、被差別部落と呼ばれる
特定の地域の出身だったり、そこに住んでいることを
理由に差別されることがあるんです。
昔は劣悪な環境の地域があったりしましたが、
今では改善され、周辺地域と変わりないのに、
差別意識だけが残っているのです。

実際に、会社の採用面接時に本籍地や出生地などを
質問している企業があるという調査結果もあり、
採用不採用が、本人の能力や適正ではなく、
本籍地で決定されているとしたらこれはおかしい話です。

さらに就職だけでなく、もっとも多い問題は
国の調査では、結婚の問題だということです。

これについては次回26日の放送でお送りします。

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2012年01月15日

今月は1月29日日曜日が「世界ハンセン病デイ」
ということから、「ハンセン病の正しい理解」
というテーマでお送りします。

ゲストは岡山県瀬戸内市のハンセン病療養所
邑久光明園の名誉園長、
牧野正直(まきの・まさなお)さん
です。

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感染力が特に強いわけでなく、
治療薬も60年も前からあり、
特別に恐れる理由がない「ハンセン病」。
それなのに、日本ではこのハンセン病の患者とその家族へ
これまで長きに渡ってなぜ「差別」が繰り返されてきました。

「ハンセン病」にまつわる差別の原因がどこにあったのか、
そしてそこから見えてくる「差別」というものの本質を
みなさんと一緒に考えました。

ハンセン病が必要以上に恐れられて来た理由は
ヾ擬圓気鵑慮た目上の理由
⊆匆馘な理由
の2つが考えられます。

,慮た目の理由
不幸にも、ハンセン病に感染すると、末梢神経に異常が現れ、
体の一部が変形したり、機能障害が起きたりします。
さらに、神経が侵され、患部には痛みを感じないため、
患部が欠損したり、火傷を負う場合があります。
しかも、ハンセン病の「らい菌」は
手足や、顔など体内でも温度の低い場所で増殖する特徴があるため、
結果として、人の目に触れやすい場所が患部として
人の目に付いてしまい、「恐れ」の原因となったと考えられます。

⊆匆馘な理由
日本では、国が徹底的にハンセン病の患者を隔離する政策を進めました。
1907(明治40)年に「らい予防に関する件」(らい予防法)という法律ができ、
患者の隔離を徹底的に行いました。
患者のみなさんは、強制的に隔離され、
終生隔離施設から出られませんでした。
この「らい予防法」はなんと平成8年に廃止されるまで、
90年近くも法律として続いていました。

今なお、全国15箇所の療養所に
およそ2千数百人のハンセン病の元患者のみなさんが生活しています。
もちろんみなさん病気は感知されていますが、
実際には施設を出て、ふるさとへ帰られるケースは少ないそうです。

理由は、
・どなたも高齢で、親類が既にいない
・らい予防法で子どもを持つことを許されなかったため
 子どもがいない
・身体的な障害を持っているため介護が必要
など。

法律上の差別がなくなったのに
今なお患者のみなさんが療養所で生活せざるを得ないという点に
この病気への差別の根の深さを感じざるを得ません。

見た目の違う存在への差別
それを背景にした国の施策、
そしてその施策が更なる差別を助長する・・・。

そうした差別のもつ構図がこの「ハンセン病」患者への差別から
見えてきます。

牧野さんは、私たちにできること。
それはまず、ハンセン病問題に関心を持って、
正しい理解をすることだとおっしゃいました。

まずはそうした「正しいことを知ろうとすること」から
はじめたいと思います。

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2012年01月08日

新年明けましておめでとうございます。

1月のコーナーのテーマは
1月29日日曜日が「世界ハンセン病デイ」
ということから、「ハンセン病の正しい理解」
でお送りします。

ゲストは岡山県瀬戸内市のハンセン病療養所
邑久光明園の名誉園長、
牧野正直(まきの・まさなお)さん
です。

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まず「ハンセン病」という病気はどんな病気なのでしょうか?
ハンセン病は「らい菌」という菌が原因の病気です。

症状としては皮膚と末梢神経に異常が現れます。
皮膚には湿疹がでたり、こぶ(結節)がでたりし、
指が曲がったり、手や足が垂れるという状態が起きることも。
末梢神経に異常をきたすことから、
運動まひや知覚まひ、自律神経に異常が出る場合も。

「ハンセン病」の感染については
「らい菌」の感染力は他の病気とあまり変わらないそうですが、
「発症する力」は非常に弱いので、そういう意味で
人から人にうつる可能性が低い病気です。
さらにこの病気そのものが遺伝することはありません。
こういった「ハンセン病」への正しい知識を持つことが
非常に大切です。

しかも、60年以上前に、
ハンセン病の治療薬が開発されていて、
そういう意味でもハンセン病は「治る病気」だということを
よくよく理解する必要があります。
(もちろん現在はさらに良い薬があるそうです)

そうした、他の病気に比べて
特別に恐れる理由はない「ハンセン病」。
それなのに、このハンセン病の患者とその家族へ
これまで長きに渡ってなぜ「差別」が繰り返されてきたのでしょうか?

次回も牧野さんをゲストに、
「ハンセン病」にまつわる差別の原因がどこにあったのか、
そしてそこから見えてくる「差別」というものの本質を
みなさんと一緒に考えます。

 ↑ こちらをクリックすると聴くことができます。
または、右にあるRSSをituneにドラッグ&ドロップするとipodなどでお聴き頂けます。

次回の放送は1月15日日曜日12:45頃からの予定です。

2011年12月04日

いつもは隔週でお送りしている「こころのバリアフリー」ですが、
今月は今日4日から10日まで「人権週間」であるということで、
特別番組を放送します。

きょう、午後5時から、「こころのバリアフリー」の特別編をお送りします。

特別番組の内容は、「子育てしながら働くこと」にしました。

今年7月に広島県で行われた、12歳以下の子どもをもつ女性を対象にした調査によりますと、
現在働いていない人のうち66%が「今すぐ仕事をしたい」または「いずれは仕事をしたい」と答えていて
「条件次第で」という人も含めると99%にまでなった、ということです。

そんな働きたいお母さんにスポットを当てて、
「こころのバリアフリー特別編」は、題して、「シューカツママの座談会」としました。

子育てしつつも、再び外で働くことを志してシューカツ、つまり就職活動をしている3人の女性と、
そういう女性のアドバイスをする、キャリア・カウンセラーの女性、そしてワタクシ吉田幸の5人が
 「再び働き始めるとき、大切にしたいこと」というテーマで座談会をします!

子どもが2歳、という点以外、年齢も、住む場所も、家庭環境も異なる3人のシューカツママと吉田に、
ベテランのママでもあるキャリア・カウンセラー、藤田晴代(ふじた・はるよ)さんが
上手にアドバイスしてくれているので、聴き応えありますよ!

番組では広島県で新しく始まったシューカツママのためプロジェクトも紹介します。
同じ立場で、今まさに奮闘中!という女性たち、
またこれから仕事を始めようかな、と思っているママたち、
そしてそういうママさんたちの周りにいる男性にも、聴いてもらえたらなぁと思っています。

また本日は広島市中心部で「ヒューマンフェスタ2011ひろしま」が開かれています。
12月4日日曜日午前10時半から午後4時半まで、
広島市中区の基町クレドホール、基町クレドふれあい広場、
シャレオ中央広場で開かれます。
森本ケンタさんのトーク&ライブは、
午前10時45分からと午後3時25分からの2回。
会場はシャレオ中央広場です。

またそのほかにもTBSテレビの杉尾秀哉さんの人権講演会や、
アニメ映画「ヒックとドラゴン」の上映、
カープ・サンフレッチェ選手のトークショーなどさまざまな催しが予定されています。
すべて入場無料、託児サービスや手話通訳もあるそうです。
ぜひお出かけください。

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2011年11月27日

今週は来週末開催されるイベント
「ヒューマンフェスタ2011ひろしま」についてお送りしました。

ゲストはシンガーソングライターの森本ケンタさんです。

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森本さんは12月4日の「ヒューマンフェスタ2011ひろしま」に
トークショー、ライブのゲストとして出演されます。
3月に起きた東日本大震災後、
森本さんは「あしながおにいちゃんプロジェクト」の発起人となって
被災地で親を失った子供たちの支援活動を行っています。

被災地でライブをするといった一過性の支援ではなく、
被災した子供たちが今本当に求めていることを聞くことからはじめ、
息の長い支援を目指しているそうです。

これまで暑い夏にうちわを寄付したり、虫さされの薬を
寄付したりしたそうです。
またチャリティーライブやチャリティグッズの売上金を寄付する
活動も継続しているそうです。

自身も小学校3年生のときに阪神淡路大震災を経験している森本さん、
子供たちに、これから先、長い時間を見据えて、
今後も寄り添っていきたいと話していらっしゃいました。

「ヒューマンフェスタ2011ひろしま」は
12月4日日曜日午前10時半から午後4時半まで、
広島市中区の基町クレドホール、基町クレドふれあい広場、
シャレオ中央広場で開かれます。
森本ケンタさんのトーク&ライブは、
午前10時45分からと午後3時25分からの2回。
会場はシャレオ中央広場です。

またそのほかにもTBSテレビの杉尾秀哉さんの人権講演会や、
アニメ映画「ヒックとドラゴン」の上映、
カープ・サンフレッチェ選手のトークショーなどさまざまな催しが予定されています。
すべて入場無料、託児サービスや手話通訳もあるそうです。
ぜひお出かけください。

 ↑ こちらをクリックすると聴くことができます。
または、右にあるRSSをituneにドラッグ&ドロップするとipodなどでお聴き頂けます。


次回は12月4日放送、テーマは「女性の就労支援」です。
同日午後5時からは「シューカツママの座談会!こころのバリアフリー特別編」
を放送します。こちらもぜひお聞きください。 

2011年11月13日

今月25日から12月1日は
「犯罪被害者週間」です。

そこで今回のテーマは「犯罪被害に遭ったら」としました。
ゲストは広島県の犯罪被害者等支援推進員 川口眞理子さんです。

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万が一、自分や身近な人が犯罪に遭ったら?
もちろん、怪我をしたり、大切なものを失ったり、家族を失ったり・・・。
そうした直接的な被害はもちろんですが、
その後の精神的負担や、住んでいた家に住めなくなるなどの金銭的な負担、
そういった間接的な被害も無視できないそうです。

犯罪に遭って、自分や身の回りの人がそうした立場になったら?
広島県では、関係機関・団体が総合窓口を設けています。
「犯罪被害者等支援総合窓口」082−513−5255
(平日午前8時30分〜昼12時 午後1時〜午後5時15分)
お困りの際は一人で悩まず、気軽にご相談ください。

周囲に犯罪被害者やその家族がいる場合、
その人が一日も早く平穏な日常を取り戻せるように、
心情に共感し、寄り添う気持ちをもって接することが大切です。

冒頭のように、11月25日から12月1日は「犯罪被害者週間」です。

11月25日金曜日には、
広島県立美術館地下講堂で
「『犯罪被害者週間』国民のつどい広島大会」が開催されます。
参加は申し込みが必要です。
広島県県民活動課までお問い合わせください。

 ↑ こちらをクリックすると聴くことができます。
または、右にあるRSSをituneにドラッグ&ドロップするとipodなどでお聴き頂けます。

次回は12月4日に開催される「ヒューマンフェスタ2011」について
放送します。

2011年10月24日

今月のテーマは「DV・女性への暴力」です。

ゲストは前回に続き、
「NPO法人ホッとるーむふくやま」で
DV被害にあっている女性の相談窓口を作ったり、
さまざまな支援活動をされている
坂田章子(さかた・ふみこ)さんです。

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今回はDV被害の解決のために周囲の人間はどんなことができるか
という話を伺いました。

坂田さんによると、
被害者の女性の多くは
一人で悩んでいたり苦しんでいるそうです。
そこで、地域の人たちの支えが重要になるということでした。
たとえば、DVの被害を受けている女性から相談を受けたとしたら、
まず、話をじっくり聞いてあげてください。
それが被害にあった女性が自ら力を取り戻すことにつながるかもしれません。
そして、できれば相談窓口で彼女が相談できるように
後押ししてあげて欲しいということでした。

逆に、「あなたも悪いところがあるのでは?」とか「2人でよく話し合ってみては」
といったアドバイスは、「誰も自分のことを理解してくれない」という失望を生み、
DVの解決にならないそうです。

坂田さんが活動する「NPO法人ホッとるーむふくやま」では
暴力を受けた女性たちが一時的に身を寄せるシェルターを運営されています。
このシェルターで傷ついた心の回復を図りながら、本人の考えや希望を聞きつつ、
こども家庭センターや市の相談窓口、警察などの関係機関と連携して、
福祉面、法律面でのサポートをしているそうです。
シェルターは安全確保とともに、
被害にあった助成の新しい生活の準備の場にもなっているそうです。

このほか「NPO法人ホッとるーむふくやま」では
被害女性の自助グループや、暴力に悩む女性が気楽に集える「立ち寄りカフェ」を
実施したり、裁判所や病院などへの付き添いの支援、就労支援などの手伝いもしています。

「NPO法人ホッとるーむふくやま」は080−3127−4375へお電話ください。
専門の相談員が秘密を守って相談に乗ってくださいます。
またDV被害に関しては、広島県内3箇所のこども家庭センターでも相談を行っています。
連絡先など詳しくは広島県のホームページをご覧ください。


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2011年10月12日

今月のテーマは「DV・女性への暴力」です。

ゲストは「NPO法人ホッとるーむふくやま」で
DV被害にあっている女性の相談窓口を作ったり、
さまざまな支援活動をされている
坂田章子(さかた・ふみこ)さんです。

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まずよく耳にする「DV」とはどういったことを指すのか?
DVとは英語の「ドメスティック・バイオレンス」の略称で、
夫や恋人など身近な人から繰り返し暴力を振るわれることです。
その結果、暴力を受けた女性は
自分らしさを失って、体調を崩し、うつ状態になるといったケースが
多いそうです。

また暴力と一言で言っても、
殴られたり、蹴られたりと言うものだけではなく、
バカにするとか、無視する、メールをチェックされる、
生活費を渡されない、セックスを強要されるなど
様々です。

また恋人からの暴力を指して「デートDV」といった言葉も
耳にしますが、デートDVは中学生や高校生の間にも起きています。

暴力を振るう人との人間関係もあり、
また暴力を振るう側に罪悪感が無いこと、
家の中での暴力で、周囲から分かりにくいことから
女性が一人で悩んだり、我慢したりしている場合も多いようです。

坂田さんは、まずは相談窓口へ相談してほしいとおっしゃいます。
坂田さんの団体「ホッとるーむふくやま」
080−3127−4375 まで
専門の相談員が応対し、秘密は守られます。
「ホッとるーむふくやま」のホームページもご覧ください。

「ホッとるーむふくやま」では性暴力の被害者に寄り添うための
6回にわたる講座を開催中です。
10月10日、11月12日、12月3日の開催で、
ご希望の回だけの参加も可能だそうです。

各回午後1時から
場所は、福山市人権交流センター
参加費は500円です。
「ホッとるーむふくやま」
080−3127−4375 までお問い合わせください。

 ↑ こちらをクリックすると聴くことができます。
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2011年09月25日

今月は、「認知症高齢者」をテーマにお送りしています。

今回は、実際に自分や家族が認知症になったらどんな問題が起きるのか?
どんなことが問題となっているのかについて、
広島県介護予防研修相談センターの藤田昌子(ふじた・まさこ)さんを
ゲストにお話を伺いました。

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高齢者の認知症を発端に、
周囲が正しい対応の仕方を知らないと起こりがちな深刻な問題に
「高齢者虐待」があります。
高齢者虐待にもさまざまな要素があり、
身体的虐待、心理的虐待、性的虐待、ネグレクト、
そして「経済的虐待」というものもあります。
耳慣れない言葉ですが、経済的虐待とは、
認知症の高齢者の身内が年金を勝手に使用する
といった例もあり、ネグレクトも加わる場合も多いそうです。

こうした高齢者虐待が起きる背景や要因はさまざまですが、
大きな要因のひとつは「介護者のストレス」です。
虐待のほとんどは家庭内で起きていて、
介護者から「ストレスがたまりイライラし、介護している高齢者に当たってしまいそうで
自分でも心配だ」という相談もあるそうです。

こうした深刻な事態にならないうちに早めに相談をすることが重要です。
介護の負担は大きく、イライラすることに罪悪感を抱くことは無いと
藤田さんはおっしゃいます。一人で抱えず、ストレスや不安を軽くする方法を見つけましょう。

認知症に関する相談や、介護に関する相談は、
広島県介護予防研修相談センター 082−254−3434
へお気軽にご相談ください。

また、お住まいの地域の「地域包括支援センター」にご相談されるのも良いでしょう。

 ↑ こちらをクリックすると聴くことができます。
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来月は、「DV・女性への暴力」というテーマでお送りします。


2011年09月12日

今月は、「認知症高齢者」をテーマにお送りします。

今回は、高齢者の認知症の基本的な事柄について
そして高齢者の認知症にまつわるどんなことが問題になっているのか、
広島県介護予防研修相談センターの藤田昌子(ふじた・まさこ)さんを
ゲストにお話を伺いました。

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広島県内で認知症高齢者と認められる高齢者はおよそ4万人。
高齢者の15人に1人、85歳以上の高齢者では4人に1人が
認知症ということになります。
実際にはもっと多いという報告もあるそうです。

「認知症」とは病名ではなく、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、
働きが悪くなってしまい、さまざまな障害が出ることで、生活に支障が出てしまう症状のことです。
その診断は、専門的なテストを組み合わせて行います。

生活に支障が出るひとつの例に「物忘れ」があります。
この症状によって介護する家族をはじめ周囲とトラブルになることはよく知られているとおりです。

藤田さんはこうした認知症に起因するトラブルは
周囲の人が、「認知症によるものなのだ」と気づくこと、
認識することが非常に大切だと話されました。

また専門医による正しい診断、正しい治療が重要です。

広島県では「オレンジドクター」といって認知症に詳しい医師を
認定して、相談窓口として広める活動を行っています。

9月18日日曜日には、広島市南区民文化センターで午後1時から
「オレンジリングイベント」が開かれます。
このイベントでは、県立広島病院の専門医の講演や、
介護体験談が聞けるほか、朝10時から昼12時までは、
認知症に関する相談会も開かれます。
参加無料です。
参加希望の方は、事前に県高齢者支援課
082−513−3201までご連絡ください。

次回は実際に自分や家族が認知症になったらどんな問題が起きるのか?
どんなことが問題となっているのかについて取り上げます。

 ↑ こちらをクリックすると聴くことができます。
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2011年08月29日

今月のテーマは、夏休みと言うこともあり、
「全国中学生人権作文コンテスト広島県大会」についてです。

去年の県大会入賞者の方(現在高校生)に
人権作文を書いたきっかけ、どんな思いで書いたか、
人権問題をどんな風に考えているかをお聞きしました。

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2回目は県立広高等学校1年生の大政和(おおまさ・のどか)さんです。
大政さんは、中学3年生のとき、職場体験学習で訪れた福祉施設で、
障害者の人と一緒に働いた際、障害者の一人から、
「僕たち障害者のこと、どう思う?」と聞かれたのだそうです。
そのと大政さんは突然の質問に戸惑って答えられなかったそうです。

しかしずっとそのことが気になっていた大政さん。
職場体験が終わって、後日その質問をした障害者の人に
偶然出会ったそうです。
戸惑う大政さんに「大政さん、おはようございます!」と
先方から挨拶が・・・。
自分の名前を覚えていてくれて、しかも初対面のときと同じ笑顔。

大政さんは、自分がそれまで「障害のある、なし」にこだわっていたことに
気づきます。そしてこの体験をきっかけに、
障害を変に意識することがなくなり、
今では「障害は個性だ」とはっきりいうことができるようになったそうです。

最近でも、近所で職場体験で知り合った障害者の人たちが働く
パン屋さんによくパンを買いに行くそうです。

自分が無意識に持っている「差別の心」に気づくことが大事で、
そのきっかけはとてもささいなことだということが改めてわかりました。

この、全国中学生人権作文コンテストは、
法務省人権擁護局・全国人権擁護委員連合会主催で、毎年開催されています。
もしもあなたが中学生なら普段感じている辛い気持ち、
嫌だなぁと思う気持ちを、形にして
応募してみるのもいいかもしれませんよ。

9月は「認知症の高齢者の人権」というテーマでお送りします。

 ↑ こちらをクリックすると聴くことができます。
または、右にあるRSSをituneにドラッグ&ドロップするとipodなどでお聴き頂けます。

2011年08月14日

今月のテーマは、夏休みと言うこともあり、
「全国中学生人権作文コンテスト広島県大会」についてです。

去年の県大会入賞者の方(現在高校生)に
人権作文を書いたきっかけ、どんな思いで書いたか、
人権問題をどんな風に考えているかをお聞きしました。

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1回目は県立広高等学校1年生のヘケ・ルイザさんです。
ヘケさんはブラジル出身。日本で既に13年暮らしているので、
日本育ち、広島育ちなのですが、それでも外国人であるがゆえの
差別を感じたことがあるそうです。

修学旅行先ですれ違ったほかの学校の生徒から
変な目で見られたこと。
ヘケさんの父親が家を買おうとしたら
「外国人に家は売れない」と言われたこと。

何気なくとった態度や、何気なく放った「外人」という言葉が、
日本で社会の一員として一緒に暮らしているヘケさんや
ヘケさんの家族にとっては「よそ者扱いされた」と言う
差別感を強く感じると話してくださいました。

ヘケさんはその差別の有無とコミュニケーションの有無が関係していると
感じているそうです。
つまり、お互いコミュニケーションを図ることで、
変な誤解、妙な差別意識が消えていくということでした。
その証拠にヘケさんは学校生活などで周囲の友人たちからの
差別をあまり感じないそうで、
それはちゃんとお互いの思いを言い合えているからだというのです。

差別を減らすことへの第一歩。
コミュニケーションの重要性をあらためて感じました。

この、全国中学生人権作文コンテストは、
法務省人権擁護局・全国人権擁護委員連合会主催で、毎年開催されています。
もしもあなたが中学生なら普段感じている辛い気持ち、
嫌だなぁと思う気持ちを、形にして
応募してみるのもいいかもしれませんよ。


次回も「全国中学生人権作文コンテスト広島県大会」についてです。
去年の県大会入賞者の方(現在高校生)に
お話をお聞きします。

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