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2015年03月19日

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【担当アナウンサー:小林 康秀】


東日本大震災から4年が経過しました。
今年もニュース6の取材で福島県相馬市に入りました。相馬取材は3回目となります。
まだまだがれきが山積みだった町並みが、整然と撤去されて更地になり、
そして今年は工事が至るところで始まっていました。

この取材のきっかけは、広島市から相馬市役所に派遣されている職員の福馬さんの取材でした。
その人を通して感じたことや、出会った現地の皆さんを取材してきました。
今回は、その現地の皆さんが、広島の市民グループと共に、
東京で現状を報告するイベントが開かれるので、改めて現地を訪れたのです。
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今回の取材では、報告のイベントで震災時の体験を話すことになった、
若い漁師の菊地さんにお話しを聞きました。
取材の日はちょうど漁に出た日で、水揚げに立ち会いましたが、粋のいい魚介類があがっていました。
しかし今は試験操業しかできない状況で、毎日漁は出来ません。捕れる魚も決まっています。
原発事故の影響で本格操業がいつになったら出来るのか、何も決まっていません。
この日にあがった魚で基準値を超えるものはありませんでしたが、風評被害に悩まされているといいます。
そんな中でも、菊地さんらは後ろ向きにならず、本格操業になる日を目指して、若手の育成や、新たな漁法に挑戦するなどして、時間があるからこそ出来ることに挑戦していました。
震災時では、家が流され、おばさんが亡くなるなど大変な目にあった菊地さん。
しかし、震災の深夜に生まれた次女と長女、妻などご家族を守るために、日々活動されていました。

菊地さんなど相馬市の皆さんのイベント参加を呼びかけたのが、
広島の市民グループの一員で、昨年まで相馬市に派遣されていた職員、福馬さんでした。
現地の皆さんとの交流は、派遣後も続いているのです。
福馬さんはこう話します。
「つながりに終わりはないですよね。終わらないから、つながっているんですよ」
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4年という月日は、派遣職員も交代で帰ったり、ボランティアも減ったりするなどして、現地の皆さんはなおさら「自立」していかなければならないと感じているそうですが、建物や施設の復興のように目に見える形では徐々に自立していけるのでしょうが、心の復興はなかなか難しいそうです。
まだまだ、何らかの手助けを必要とされています。
これは広島の土砂災害でもそうですが、やはり時間の経過だけで片付く問題では無いようです。
東北の皆さんは、是非いまの被災地の状況を見て下さいと話します。

私もなんらかの形でつながっていきたい。改めてそう思いました。

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